「ユウキ」が生まれるブログ

~発達障がいのボクが生きた証~

【アニメ考察】魔法少女まどか☆マギカは何を我々に伝えたかったのか、考察

こんにちは、ユウキです。

 

今回は初めてのアニメ考察シリーズです!!

 

扱うアニメは「魔法少女まどか☆マギカ」です。

ボクの一番大好きなアニメ作品になります!!

 

https://www.madoka-magica.com/tv/special/present/img/wallpaper/kabegami1280_1024.jpg

出典:SPECIAL|魔法少女まどか☆マギカ (madoka-magica.com)

 

2011年1月~4月に放送された作品です。

可愛いキャラクターたちからは想像もできないほど斬新で過酷なストーリー展開からたくさんの人がこの作品のとりこになりました。

 

説明するとそれだけで記事が長くなりそうなのでWikipediaから概要を見てもらえると嬉しいです。

 

ja.wikipedia.org

 

ボク自身は大学の受験期の息抜きに視聴しましたが、ものの見事にドハマりしてしまいました(笑)

最初はレンタルしていたものの、設定資料集などもみたいなと思い、ブルーレイBOXを全部買ってしまうほどこの作品にハマってしまいました。

 

 

 

それぐらい、大人気作品である魔法少女まどか☆マギカ、今年で放送されてからいよいよ10周年が経ちます。この作品は一体何を伝えたかったのか、ボクなりの解釈で考察をしていきます。それでは、どうぞ!!

 

 

この記事には一部ネタバレが含まれています。

 

魔法少女まどか☆マギカは、アニメ完全オリジナル作品という事もあって、シナリオにおいては、誰にも予想できないことで、リアルタイムで放送されていた当時には様々な考察が飛び交っていました。

 

1.先輩の死がまどかにもたらした影響

衝撃の展開が訪れるのは第3話、「もう何も恐くない」です。ここで、主役級のキャラとして紹介されていた巴マミが戦死してしまいます。

 

そして、その現場を目撃したまだ魔法少女として契約していないまどかは魔法少女になりたくない」と思い、魔法少女になることを諦めるのです。

 

しかし、友人であるさやかが魔法少女になったことで、さやかの魔法少女活動に手を貸すようになります。

 

自分自身が諦めた夢を追いかけて叶えた友人に対して、尊敬するようになります。友人の存在はかけがえないですね~。

 

2.魔法少女の秘密その1とさやかの行動

6話は魔法少女について衝撃の事実が1つ判明します。それは、ソウルジェム本体が自分たちであること」です。「ゾンビにされたもんじゃねぇか!!」と杏子が激高するのも納得ですね。

 

7話では更に追い打ちをかけるようにさやかに試練が待ち受けます。

 

ゾンビのような体になったのに、告白なんかできないよと苦悩するさやか…。

 

そして彼女は魔法少女の秘密と幼馴染の決断に耐えきれなくなり、自暴自棄になり始めます。

杏子もまどかも心配になりますが、そこでさやかは友人に八つ当たりをするようになり、、、

 

そして最後は電車の中にいたホストたちの愚痴を聞き、さやかは完全に闇落ちしてしまいます。魔法少女の力を使い、ホストたちに手を出してしまうのです。

 

「あたしって、ほんとバカ…」

 

さやかは正義の魔法少女になりたかったのに、呪いを振りまく魔法少女になってしまったのです…。

 

3.魔法少女の秘密その2と杏子の行動

そして第9話で更に魔法少女の秘密がもう1つ判明します。それは、ソウルジェムが濁り切ったときにグリーフシードとして孵化して、魔女になってしまう」のです。

 

魔法少女の秘密を知った上で杏子はさやかを元の姿に戻るためにまどかと共に魔女になってしまったさやかへ呼びかけるのでした。

しかし、その作戦は失敗し、それでもさやかを見捨てられなかった杏子はさやかの魔女と心中することを決意したのです。

 

「独りぼっちは寂しいもんな…」

(このセリフは本当にカッコいいですね、杏子が男性だったら間違いなく惚れます。)

 

杏子は自分自身の正義を貫くために、わざと悪人ぶっていただけで本当は人々を助ける魔法少女になりたかっただけなのです。似た境遇のさやかのことを最後まで見捨てることができずに一緒に心中しました。

 

4.ほむらの過去とマミの行動

第10話は謎の多い魔法少女暁美ほむら「過去」を知ることになります。

暁美ほむらの正体は鹿目まどか魔法少女となり、悲惨な人生を歩むことにならないために転校初日から何度もループしている」のでした。

 

そのため、暁美ほむら魔法少女の秘密を全て知っていた」のです。

 

第10話では暁美ほむらがループした中で体験したことがピックアップされています。そのため、第3話で早々にリタイアした巴マミの活躍が見れます。しかし、彼女が「魔法少女の真実を知ったときにとった行動」は非常に悲惨なものでした。

 

とある世界でも魔女になってしまったさやか。その現場を目撃したまどか、ほむら、杏子、マミはショックを受けてしまいます。そして次の瞬間に杏子が射殺されていまいます。そして、ほむらは拘束されてしまうのです。この行動を取ったのは巴マミでした。。。

ソウルジェムが魔女を生むなら、みんな死ぬしかないじゃない!!」

マミさんは魔法少女が魔女になるという事実に耐えられなくなり、魔法少女も魔女も全て滅ぼすことを決断したのです。

 

5.ほむらの行動とまどかの行動

まどかは、魔法少女の秘密を全て知った上でも芯が強く優しい少女でした。絶望してもなお立ち向かいます。秘密を知った上でも「自分を犠牲にして他人を助ける」ことができます。ほむらはまどかの優しさに何度も救われるのです。そのまどかに対して最初は「まどかとの出会いをやり直して最強の魔女を倒すこと」が目的であったのですが、「あなたはもう戦う必要がない、私が守ってみせる」と決断したのが暁美ほむらなのです。

 

しかし、最終話でまどかは魔法少女になる決断をしたのです。その願いは全ての魔法少女を救済することになるのです。この願いでまどかは概念となり、歴史上に存在しない人物となってしまいます。しかし、魔法少女は魔女になることはなく、魔女になる前に概念となったまどかに救済される形となったのです。

ここでも、まどかは「自分を犠牲にして他人を助ける」決断をしたのです。

 

6.考察

物語を追うような形で文章を書いてきましたが、この作品が伝えたかったことは「真実を知った上でどのような決断をするか」だとボクは考えています。

まどかは「自分を犠牲にして他人を助ける」こと、ほむらは「全てを犠牲にしても、たった1人の親友を守る」こと、マミは「全ての魔法少女と魔女を滅ぼす」こと、さやかは「自暴自棄になり、周りへ迷惑をかける」こと、杏子は「どこまでいっても、自分自身を正義を貫く」ことでした。

 

1人1人の決断がこの物語を非常に面白くして、たくさんの視聴者が釘付けになったのだと考えています。

そして、真実を知った上でどのような決断をするかということについて、皆さんにも問いかけているのではないかと考えています。

「テストで赤点を取ってしまった」「信じていた人に騙されてしまった」「自分がやっていたことは実はルール違反であった」…世の中には知りたくもない真実というものはたくさんあります。こうした真実にどのようにして向き合っていくか、その決断は人それぞれだよと視聴者に伝えているような気がします。

 

また、魔法少女まどか☆マギカが誕生したことによって、深夜の魔法少女アニメはダークファンタジーよりになっていきます。

結城友奈は勇者である魔法少女育成計画魔法少女サイト…これらの作品は魔法少女まどか☆マギカがなければ誕生しなかったのではないかと思うほどその影響力は高いです。

 

2人の魔法少女が中心となって活躍するという観点でいえば魔法少女リリカルなのはふたりはプリキュアなどがあります。更に過去の作品となると美少女戦士セーラームーンカードキャプターさくら辺りも世間一般でいう魔法少女ものの礎を築き上げた作品もありますね。

 

今までの魔法少女ものは非常にシンプルで「悪の組織を魔法の力で壊滅する」ことでした。しかし、魔法少女まどか☆マギカの世界ではソウルジェムが真っ黒になってしまうとグリーフシードとなり魔女になってしまいます。今まで倒す対象であった魔女に自分自身がなってしまうのです。そのため、倒す敵は「悪い心を持つ自分自身」でもあります。

 

自分自身が悪い心を持ったとしても克服して立ち向かう気持ちを持つこと、これも視聴者に伝えたかったのではないかと考えています。

しかし、基本的にはさやかやマミのように真実を受け入れられずに暴走してしまうことのほうが多いと思います。ほむらや杏子のように諦めそうになりながらも立ち向かう人になれると良いですが…。まどかのように悪い心に負けないで自分を犠牲にできる人はこの世に存在するのだろうか、、、

 

7.まとめ

ボク自身が魔法少女まどか☆マギカを見て考えたことは以上となります。魔法少女まどか☆マギカは外伝作品もたくさんあり、登場人物もたくさんいるのでボク自身が考察したことを軸にして魔法少女まどか☆マギカの世界「マギカワールド」を堪能してもらえるとより作品を楽しめるかなと思います!!

 

www.youtube.com

 

昨年には完全新作映画の発表がされました!!更にスマホゲームであるマギアレコードは今年で5周年を迎えます!!

 

ボクはこの作品が滅茶苦茶大好きなので同じく好きな人たちと繋がりたいです。コメントやブックマークをしていただけると嬉しいのでよろしくお願いします!!